ブルーオーシャンでしか泳げない

日本とアジアで展開中のブランド「1carat」のCEOブログ。 時々 Mochie's Dining オーナーシェフ。歌ったり、弾いたり、料理したり。 2018年執筆活動スタート。

ダイヤモンドネイル創世記 -5-

ダイヤモンドネイル創世記 -4- からの続きです。

 

香港から帰国すると、特許庁から「ダイヤモンドネイルの特許申請」が認可されていた。

2006年9月 ( 平成18年 )のことだった。

 

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結果的に申し上げると、およそ3年という長い時間と数百万円という膨大な費用がかかった。

何度も何度も拒絶査定を受けたが、絶対に諦めなかったのだ。

 

その特許とは・・・

 

◎ダイヤモンドをガラスの瓶に入れ、取り出す際に紛失しない物理作用的な証明と長年酸などに漬け置きしても実用に問題がないという実験検証による証明。

◎ダイヤモンドを繰り返し使用しても、溶けない・傷つかないといった耐久性の証明。

◎ダイヤモンドを透明溶剤で取り付けた際に、落下しないという物理学的証明。

 

といった内容も網羅された「49項」にも及ぶ膨大な量の内容である。

 

 

ちょうどその頃、にわかに「ソークオフジェル ( Soak Off Gel ) 」なるものが巷を賑わせていた。

ソークオフジェルとは、UVライトで硬化し、溶剤でリムーブ ( ソークオフ ) できる画期的なシステム。南アフリカで作られていたジェルだった。

 

まだ市場性はなかったが、この新しいシステムを利用することは、1caratの「新しい方向性」を示唆していた。

我々はその「CalGel ( カルジェル ) 」と呼ばれたソークオフジェルに期待した。

 

不安定で硬化強度のない「エナメルやグルー」から、このジェルシステムに硬化方法を完全シフトすることを決め、ダイヤモンドやそれを取り巻く環境などを早急に整えたのだ。

 

神様はダイヤモンドネイルに微笑んでいた。

 

日本国特許は取得が本当に難しい。

しかし、取得できればその技術発明が「国」に認められたということになる。

 

ご存知のように「ネイル」という職業は「国家資格」ではない。

それ故に技術やビジネスのあり方は「無法地帯」だ。

だから平気で著作権も特許も関係なく模倣・侵害する。

そのことに苦しむネイリストがいかに多いことか。それは業界にいる者だけが理解できる、ある種の " 闇 " だ。

 

私は「ダイヤモンドネイルの特許」を元にした資格制度の組み立てを急いだ。

それを「ネイリスト」が学び、取得することで、我々のブランドと同じ「誇り」を持つことになると考えたのだ。

 

「これで、何にも屈すること無く、若い女性が夢と誇りを持って仕事に従事できる」。

私はこのことに信念を持っていた。

 

「国家資格」と同等の「国」が認めた " 発明 " だからだ。

 

 そして、その資格制度をダイヤモンドネイル マイスターライセンス ( Diamond Nail Meister License ) と名付けた。

 

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マイスターには、サーティフィケートとダイヤモンドの付いたライセンスバッジ ( 別売 ) が与えられる

 

何度も申し上げるが、これを持っていれば「日本国」が正式に認めた " ライセンス " を持っているということになる。そして、本物 < 1carat > を扱うという信頼。

ネイルという事業に従事する以上、これ以上の栄誉はないのだ。

 

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初期のポスターデザイン

 

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初期のスカルプチュアを使ったダイヤモンドネイル。このスタイルから卒業した。
 
15世紀から「女性の永遠の憧れ」とされてきたダイヤモンド。
長い年月を経ても、その価値を越えるものは未だにない。
 
言わば、ネイルというサービスの中で、「所有する喜び・増やす楽しみ」をお客様に与えられるのは、“ ダイヤモンドネイル ” 以外にはないのだ。
 
私はこの事実をネイルアートの歴史に刻みたかった。

「このマイスターライセンスを世に広めたい。ネイリストという仕事に誇りを! 」

この気持を持って、またここからの " 新しいスタート " を心から喜んでいた。

 

<ダイヤモンドネイル創世記 -6- へ続く>

 

それじゃあ、また。

 

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